2014年3月6日木曜日

J.シュトラウス:ワルツ・ポルカ集(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

カラヤンは数多くのシュトラウス・ワルツ集を残しているが、1975年にEMIへ録音されたベルリン・フィルとの一枚もその一つである。他にもドイツ・グラモフォンへ録音した3枚組や、輝かしいウィーン・フィルのニューイヤーコンサート(1987年)もあり、どれも素晴らしいが、私はこの録音がある時期気に入っていて何回も聞いていた。すべて有名な曲で、しかもカラヤンで聞きたくなる曲ばかりである。ここに「ウィーンの森の物語」と「天体の音楽」を加えれば、まああとはいい、という気もする。

「こうもり」は名盤の全集(2種類ある)もあるが、「ジプシー男爵」の序曲は私の知る限りこの演奏くらいである。この曲がこのCDでは最も気に入っている。何と形容したらいいのか、カラヤンで聞くしっとりと味わいのある名曲は、至福のひとときである。

私が住んでいたある街の、近所の小学校の前を通る時、いつも流れていたのが「アンネン・ポルカ」で、この曲を聞くたびにそのそばを通りがかる朝の通学時間を思い出す。その小学校は私もかつて通ったところだ。フランス風ポルカの代表例のような作品を、カラヤンは真面目に演奏している。

「美しく青きドナウ」での見事な演奏も、ウィーン・フィルによるものとはまた違う魅力があるが、「皇帝円舞曲」のスケールの大きな演奏も大好きだ。シュトラウスの音楽など、物凄くたくさんあるので、別にどれを聞いてもいいのだが、久しぶりにこのCDを取り出して聞いているうちに、とても幸せな気分になった。


【収録曲】

・J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲
・J.シュトラウス:アンネン・ポルカ
・J.シュトラウス:美しく青きドナウ
・J.シュトラウス:喜歌劇「ジプシー男爵』序曲
・J.シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ
・J.シュトラウス:皇帝円舞曲

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