
そういったタイミングは、アンプやスピーカーを買い換えた時だが、そのような機器(これは実際滅多に壊れない)を買い換える必要が来るのは、新しい技術的要素が加わった時である。オーディオ雑誌(というのも最近ではめっきり身を細めているが)には、いまだに新製品情報に事欠くことがない。真空管のアンプや、レコード・プレーヤーのカートリッジまで特集が組まれているが、そういった古い技術に紛れて、最近目に着くのはネット・オーディオに関する刺激的で興奮に満ちた記述だ。
技術的な革新には、音楽を録音するという最初の発明(エジソンの蓄音機)以来、何度かの大きなものがあったが、その中でもLPレコードとCD(コンパクトディスク)の2つが最も大きかったと言えるだろう。その他の比較的小さな変化(ステレオ技術、PCM録音、DSD)などは、これに継ぐものと言えるが、いずれにせよ10年に一度程度にはこのような新技術に触れる機会が出てくる。そのたびに、自分のオーディオ環境に取り入れてきた。私はさほど凝る方ではないが、一応最低限の興味はあって、少ない投資をしつつも音響に改善を加えてきた。
さて1980年頃にソニーとフィリップスにより発明されたコンパクト・ディスクの登場から、もう20年以上が経過した。かつてほとんどのLPレコードがCDに取って代わったような変化が、どのような形で行なわれるのか、私も興味を持って見ていたが、それがついに2000年代に入って現実に起こり、しかもその流れが決定したと言っても良い。しかもこの変化が、CD時代の終わりを告げる可能性が極めて高い。もはや音楽のダウンロード販売と、ネット・オーディオの世界がこれを凌駕しつつある。そういうわけで私も、本格的にネットオーディオ環境を構築することになった。
しばらくは私のネット・オーディオ環境構築にお付き合いいただきたい。
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