第2楽章は静かにダンスを踊るような曲で、しみじみと味わいがあるのだが、第3楽章に続くと同じような感じが長くなり、第4楽章も重なりあう感じと落ち着いた風格が好印象であるものの、これというものがあとに残らない。このブログを書くにあたって、ちょっと苦労した。
だが演奏については少し書いておきたい。この曲を私は鈴木秀美が指揮をするオーケストラ・リベラ・クラシカによるもので聞いた。録音は2005年である。

選曲がどのように決まられるのかはよく知らないし、私も実演を聞いたことがないのだが、このCDでは演奏会をそのまま録音したような組み合わせにより、ヴァンハルの交響曲ホ短調、ハイドンの交響曲第75番、それにモーツァルトの「プラハ」交響曲がカップリングされている。わざわざ有名でない作品を取り上げるハイドンの一連のシリーズは、私のような収集家の脇をくすぐる凝った選曲である。そしてその演奏の素晴らしさは、録音の良さも手伝って、目立たないが他には代え難い価値を放ち続けている。
もしかするとこの演奏で聞くことによって、ハイドンの75番という交響曲は新たな息吹を吹き込まれたのかも知れない。
0 件のコメント:
コメントを投稿