海は風の強い日には、やや波が高い。Angsanaの前はやや波が高くなる地形になっているような感じだ。しかも数十メートルで足が立たなくなるので、泳ぎに自身がないと少し怖い。海はインド洋のアンダマン海で、時おり非常に高い波が来るのも大洋ならでは感覚である。
ホテルから海に出ると、そこはラグーナ地区外のエリアなので、自営の店やレストランが乱立している。当然ホテルよりも安いのでなかなか重宝する。例えば洗濯は、Laundry Serviceの看板を掲げたおばさんに言うと、1キロ100バーツ程度で翌日までに洗ってくれる(もっと安いところもあるはずだが)。またどこにでもあるタイのマッサージは、ここでも一応受けられて500バーツ(1時間)程度である。水着のまま、風が吹き抜けていく感覚は、高級店では味わえない良さだろう。実際流行っている。
旅行会社のブースも多いが、たいていは一人でやっている。今回は行かなかったがピピ島のような離島へ行きたいとき、あるいはラフティングのようなアクティヴィティは、こういうところで安価に申し込める。タクシーも割安で、交渉次第だがパトン・ビーチまで片道600バーツほどであった。島をめぐる旅に出るのも悪くない。ホテルでタクシーを呼んでもいいのかも知れないが、ここのおばちゃんと知り合いになっておくと、何かと便利である。彼女たちは毎日同じところにいるので、覚えてもらえばいつも話しかけてくれる。片言の英語で何とか通じる。街中よりは高いが、ホテルよりは格安の売店、とうもろこしを焼いているおじさん、服やアクセサリを売るお店もある。みな友達同士といった感じだ。
もちろんレストランもある。どの店も同じような感じだが、Lotusというレストラン(Angsanaからだと少し北へ歩く)だけは非常に流行っていて、予約をしている客も多い。ここの味は確かに良く、雰囲気も良いので私も何度かでかけた。海沿いを歩いてゆくので、ビーチサンダルが便利。
どのレストランもメニューを掲げているが、タイ語にはお目にかからない。そしてどういうわけかロシア語のものが完備されている。一般的なタイ料理(と言っても辛さは控えめ)だけでなくピザやスパゲッティなどイタリアンが必ずある。味は店によって違うと思うが、まあ雰囲気はどこも似たようなものなので、昼間にビールやカクテルを飲み歩き、いろいろ研究するといいと思う。
海岸の砂は細かく、南北に非常に長く続いているので開放感がある。日によっては壮大な夕日も見られるのかも知れない。だが雨季には海が荒れて泳げないと聞く。
波がすぐそこまでやってくる席に座って、夜には花火があったりするのを眺めながら、美味しいシーフードに舌鼓を打っていると、むこうからバンドの歌声が聞こえてきた。そういえばここは4年前、インドネシアの大地震の影響による大津波が襲った地域だ。ジュース屋のおばさんに聞くと、数名が亡くなり、ホテルは半年間に亘って閉鎖されたそうだ。だがここで大いに食べ、飲んでいる人たちは、そんな心配はしていないように感じられる。いつくるかわからない災害を心配して、意味のない堤防を立てるという話も聞かない。そんなことより所詮この世の快楽である。今を楽しまずしてどうするのか、と開き直っているのかも知れない。少なくとも私には、そう思えた。
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