2012年1月21日土曜日

プーケット・香港への旅-元旦

カウントダウンから一夜明けた香港は、いつもの街に戻っていた。ただ元日は祝日であり、今年は日曜日なので土曜日からの3連休となる。このためどこかのんびりした雰囲気だったと思う。朝ホテルをチェックアウトして香港駅の航空カウンターでボーディング・パスを受け取った私たちは、最後のショッピングに出掛けた。中環の歩道橋を歩いていると、なぜか人通りが多い。それは香港で働くフィリピン人の街と化していたからである。新年を迎えた日曜日、彼女らは友人・知人に会い、教会へ出かけ、そして昼食を共にしておしゃべりに余念がない。いつもの香港・中環の日曜日の風景の拡大版だろう。

だが、そのような中でもひときわ大勢の人々でごった返す通りがあると思ったら、それはパレードであった。今年は「龍」の年。中国人にとって特別な年ということになる。大勢の小中学生がドラゴンののぼりを持って街を練り歩くのだろう。だが私たちはゆっくり見ている暇はなかった。

お昼ご飯を大家楽(Cafe de Coral)という外食チェーン店(香港風ファーストフード)で取ると、靴を一足買っただけでタイム・オーバーとなった。再びエキスプレスに乗り、空港に到着して出国手続きを終えると、しばしの免税店ショッピング(ただし香港の空港は大変充実している)のあと、再び機上の人となったのである。すべてのフライトが分単位の狂いもなく離陸し、そして着陸した。どのフライトも驚くほど安定飛行を続け、一度足りとも離陸着陸時を除いてシートベルト着用サインは点灯しなかったのは、私にとっても記憶にない。

キャセイ航空の機内食は、かつてほどではなくなったにせよ、満足の行くものだった。子供向けのキッズ・メニューも充実していた。再び大勢の日本人の中にいる自分を発見して、もう旅行は終わるのだなと思った。長すぎす、短過ぎもしない旅行だった。プーケットと香港を滞在期間中堪能しつくしたという思いもあるし、家族を含め病気も怪我もなかったのは幸運だった。成田について重い荷物を引きずるながら、私たちは寒風の中を家路についた。

今日は元日だというのに、何かとても消失感に見舞われた。そして翌日には早くも禁断症状が現れた。私はタイで買った蜂蜜を紅茶に入れて飲んだ。プーケットの心地よい風が吹いてきた感じがした。けれどもこのような感覚は、日が経つにつれて徐々に薄れていった。

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