橋を渡ってNHKホールへ向かい、自由席を購入して3階へ上がるが、前回と異なって客席がかなり空いている。今日のプログラムはベートーヴェンの序曲「レオノーレ」第2番と交響曲第4番、それにティペットの交響曲第1番という組合せである。今年になって2度目、通算223回目のコンサートである。ノリントンは3回目。テレビ録画あるのかカメラの設置も行なわれている。時間があったので、エビスビールを500円で飲むが、これが実に美味かった。

結果的には第3番でも満足せず、さらに第1番を作り、最後には「フィデリオ」序曲に落ち着いた。もちろんオペラそのものもかなり書き換えられていくので、「フィデリオ」はベートーヴェンの創作のライフワークとも言うべき性格の作品となった。それが楽しくない作品であるわけがない。だが、「フィデリオ」については別に書こうと思う。
交響曲第4番を聞きたかったのが、このコンサートへ出掛けた直接の理由だった。だが、期待は半分程度しか満たされなかった。ノリントンの第4番はもう少し遊びがあってもいいと思った。第2楽章のスピード感は全体の白眉だが、それ以外の部分では、先日聞いた「英雄」ほどの興奮が伝わって来ない。
最後のティペットは、何と表現していいのかわからないのだが、英国のこの時代の作曲といえば、何と言ってもエルガーやウォルトンで、そのような退屈一歩手前の音楽にさえ到達してはいない。まったくもって印象に残らない作品で、ショスタコーヴィッチのような感じも時々したが、それでおしまいであった。総じてイギリス音楽は楽しかったことがないが、それを地で行く作品である。
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